床板選び
どれだけ寒かろうが夫は毎日林の中を探していますが、ぐらはまだ見つかり

ません。

ぐりもぐらがいなくて寂しいのか、夫の肩や頭の上に乗っては木の枝に

駆け上がることを繰り返しています。

どうやらぐりはぐらといつも一緒に遊んでいた追いかけっこをしたいみたいですが、

あいにく人間の夫はリスのように枝から枝へ駆け回ることができません。

ぐりは無邪気に元気なんですが私たちは心が痛みます。


さて、今年もあっと言う間に年の瀬を迎えましたが、我が家の改修工事は

今年も終わりませんでした!笑

が、すでに仕上げの段階に入っているので来年には住めるようになろうかと

思います。(それでも完成はしないと思います。)

先日は2階に敷く床板を選ぶために、モンクトンの材木所まで見に行ってきました。

世界中から集まった様々な種類の木材がずらりと並び、木のいい香りがする

カッコいいお店です。

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壁に飾られているのはオーナーさんの面白木材コレクション。

何の顔に見えますか?

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オーナーさんへ事前に私たちが伝えていた希望の床板がこちら。

幅が30センチ近くある幅広のパイン材です。

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昔の家に見られるようなこんな床板を寝室に敷いてみたかったんです。

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しかし、オーナーさんが私たちに勧めてくれたのはこちらのパイン材。

2枚合わせてこの横幅ですが、板の端に凹凸のレールがあるのでパズルの

ようにぴたっと組み合わさるのが魅力。

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「幅広の昔の床板はいいけれど、時が経つにつれて木が伸縮して板同士の

間に隙間ができてそこにゴミが溜まるよ。こちらの床板なら扱いやすいし

パズルのように組み合わせて敷くんで経年変化に耐えやすいんだ。」

とオーナーさん。

確かにこの幅なら手間暇かけず簡単に敷けそうですし、掃除機でも吸い取れ

ないゴミの心配もしなくてよさそう。


しかも裏を返せばウインスコッティングとして使うことも可能というなんとも

おいしい床板なのです。

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ウインスコッティングとはだいたい1メートルくらいの高さの壁に取り付けられた

化粧パネルのこと。

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ヴィクトリアン・ハウスによく使われていたので私たちもいずれ取り付けたいと

思っていたんです。

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(画像はお借りしています。)


オーナーさんは「まあ、家に帰ってじっくり考えてからお返事ちょうだい。」と

仰いましたが、私たちは「買います、在庫あるの全部買います!」と即決。

扱いやすい良質なパイン材な上に、在庫を全部買い占めても初期に考えていた

幅広の床板と比べてかなりの費用が抑えられたので私たちは大満足です。

木を愛しているからこそ、自分の利益のみを求めずいつも客のニーズに合った

ものを選び誠実にアドバイスをくださるこのオーナーさんは素敵な方だと思います。



blog 今年も一年ありがとうございました。by小次郎
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[完成なるか改修工事:悩ましきお買い物編
床タイル選び
ミントン・タイル。

その名の通り、英国の陶磁器ブランドミントン社によって作られるこの高級

タイルを英国から取り寄せて自宅の床に貼ることは、19世紀の欧米の人々に

とって一つのステータスでもありました。

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(古いヴィクトリアン・ハウスのミントン・タイル。NB州セントジョン市にて。)


日本でも旧岩崎邸に使われているようですが、これだけのスペースを敷き詰める

ためには相当な金額(プラス英国からの輸送費)がかかったものと思われます。

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(岩崎弥太郎氏の旧邸宅にあるミントン・タイル。画像はお借りしています。)


ヴィクトリアン・ハウスをお直し中の私たちも、憧れのミントン・タイルを玄関に

貼ってみたい!と思い色々調べたところ・・・

話にならないくらいの予算オーバーで断念せざるを得ませんでした。

参考までにミントン・タイルのデザインと価格が載っているHPを見つけました

ので、興味のある方はご覧ください。

ミントン・タイルは昔も高かったが今も高い。

いつか1枚買えればいいなあという感じです。


ミントン・タイルが買えないなら大理石の床を!と夫が言い出したので

モンクトンのタイル屋さんに行って来ました。

このドミニオン・タイルというお店には、さまざまな材質でできた異なる質感の

高品質タイルが揃ってあります。

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店内は一部ショールーム形式になっているので、仕上がりをイメージしやすい

ですね。

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こちらは古い納屋の床のように見えますが、すべてタイルです。

触ってみるとひんやりとしているのでタイルだと分かりますが、木目に

沿って凹凸があるのでまるで本物の古い木製床のように見えます。

面白いですね。

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話は戻りまして・・・

夫は玄関先に大理石を使いたいと言っていますが(さらにはキッチンとバスルーム

にも)、私としては水気が発生するところには水に弱い大理石を使いたくないのです。

雪で濡れた靴で誰かが家の中に入ってくるたびに床掃除をしなければならない

のはごめんです。

掃除する身にもなってくれと訴え夫を説得した結果、妥協案として夫が選んだ

のがこちらのタイル。

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白い大理石に似せて作られたポーセリン・タイルです。

水に強いのはもちろんのこと、一枚一枚模様が異なり、近づいてよく見ても

大理石だと間違えてしまいそうな素敵なタイルです。

ただ素敵な物は値段が張るんですね。

ミントン・タイルとは比較にならないくらい安いですが、それでも私たちにとっては

十分な高級品なので、予算的に玄関先だけしか使えません。


そこでキッチンと2階の2つのバスルームの床には、Home Depotというホーム

センターで見つけた安価な大理石風タイルを使うことにしました。

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上の長方形のものが大理石風タイル、下の正方形のものが参考までに

置いてみた本物のカララマーブルです。

うーん、やっぱり本物の美しさにはかないませんが、しゃーないです。


というわけで今日の床タイル選びは終わり。

せっかくなのでモンクトンでご飯を食べて帰路に着きました。

ちなみにこれは『モンタナズ』というレストランでいただいたファイヤークラッカー

バーガー。

かぶりつくのが大変なボリューム量でお味はちょっとスパイシーです。

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このレストランはモンタナと言っておきながらモンタナにはないカナダの

ファミレスチェーンですが、ステーキとかスペアリブとかバーガー系のメニューが

豊富に揃っており、どれを頼んでも当たり外れなく美味しいので気に入っています。



blog ご飯が来るまでクレヨンでお絵かきもできるのだ。by小次郎
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[完成なるか改修工事:悩ましきお買い物編
ガラスのドアノブ
地元のインターネットの掲示板を通してこんなものを手に入れました。

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ハンドカットされたとっても綺麗なアンティークガラスのドアノブです。

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どの角度から見てもキラキラしてうっとり。

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通常のガラス製ドアノブは、下の写真のように型に流し込んで作られたものが

圧倒的に多いのですが、こうして比較してみると輝きが全然違うことが

分かります。

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錆びにくいので、ヴィクトリアン・ハウスのお風呂や台所などいわゆる

水周りによく使われていたガラスのドアノブ。

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(画像はお借りしています。)


改修工事中の我が家に取り付けるのが早くも楽しみです。


blog うわー幻の銀水晶みたいー。by小次郎

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[完成なるか改修工事:悩ましきお買い物編
悩ましきダブル・パーラー4
昨日の記事の続きです。


「こんな傷みまくったぼろコラム(円柱)を買いよって~!」と怒った義父を

横目に夫は早速コラムのお直しを始めました。

義父からはしばらく愚痴を言われそうですが(←といっても本当に汚いのですが)、

これまでの義父と夫のやりとりのパターンから推測すると、今回もお直しが終わって

綺麗になったら義父の機嫌も直るのではないかと思われますのであわてる必要は

ありません。

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まず夫が始めたのはウェットサンディング。

ミネラルスピリッツという液体で表面を少し塗らした紙やすり(目が細かいもの)

でコラムの古い仕上げ用ワニスと汚れをこすり落とす作業です。

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これがウェットサンディング前のコラムの表面。

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古いワニスが汚れとともにうろこのように浮いてきています。


そしてウェットサンディング後。

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表面がすっきり滑らかになりました。

加減して汚れとワニスの表層のみを落としているので、数層分のワニスは

まだ残っています。

年代を経て変色したワニスと木材の色合いも古い傷もこのコラムの味です。


晩になってもまるでとり付かれたようにサンディングを続ける夫。

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コラム1本分やすりをかけ終わった頃にはヘロヘロになっていたので、私も

掃除機で木材の表面の木屑・汚れを吸い取ってワニス塗布を手伝いました。

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写真上がワニスを塗布したばかりの部分、下が塗布前です。

サイズが大きいものなので、このコラムのお直しはなかなか長期戦のプロジェクト

になりそうですが、無事仕上げてダブル・パーラーに取り付ると我が家で一番の

見所ポイントになるはず!

その日が来るのを夢見て冬の間せっせとお直しをがんばりたいと思います。


ただ今はお義母さん、ダイニングルームまで作業場にして本当にごめんなさい!


blog またガングリオンできるで。by小次郎

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[完成なるか改修工事:悩ましきお買い物編
悩ましきダブル・パーラー3
隣国のシカゴから取り寄せることにしたアンティークのコラム(円柱)。

国境の税関を無事通過し、モンクトンにある配送業者さんの倉庫に到着したとの

知らせを受けた私たちは、モンクトン~自宅までの配送料を節約するために

直接倉庫まで受け取りに行ってきました。

通常部外者は入れてくれないようなところなのだとは思いますが、融通を

利かせてフォークリフトが行き交う巨大倉庫の中を案内してくださり開封と

車へ乗せる作業を手伝ってくださった配送業者さんに感謝です。


さて、こちらがそのコラムです!

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本来はコラムが膝丈の高さの台の上に乗るのですが、義父母の家の天井の

高さが足りないため、ばらばらに置いています。


美しいキャピタル部分は木製の円柱の上にプラスター(石膏)で装飾が

模られています。

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我が家にこんな素敵なコラムを取り付けられるなんて夢のようです。


このオーク製のコラムがどうやってできているのか気になったので、キャピタル

を外して上から覗いてみました。

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なんとたくさんの木片がボンドで貼り合わされており、中央は空洞だった

のでした。

数えてみたところ少なくとも8片は重ねられて作られているようです。

中を空洞にすることで軽量化できることと、木材の節約につながることが理由と

して考えられます。

ちなみに中心部分に適当な感じに張り合わされている木片は、コラムを回して

円柱状に削る(ウッドターニング)際に機械に固定する部分です。


台の中も空洞です。

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パネル部分(矢印部分)が一部壊れていたので販売価格が安かったのだと合点。

幸い、お直しにはそんなに手間がかからなさそうな部分です。


『ゴールデン・オーク』仕上げのワニスが100年越しでいい感じの味わいを

かもしだしていますが、この汚れも100年物でしょうか。

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義母と夫がキャーキャーと喜ぶ横で、義父は「こんな汚いボロを買いよって!」

と案の定ぶち切れたのでした。



blog いつものパターンですねん。by小次郎

Posted by aomu0815
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[完成なるか改修工事:悩ましきお買い物編