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Posted by aomu0815
 
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ヴィクトリアン靴工場の現在
月曜の早朝に起こったダウンタウンの火事は翌日の午後にようやく消火。

(火事の記事はこちら。)

P1260583.jpg
(写真は火曜日のお昼頃の状態。)

約120年前に建てられた美しい建物は、見るも無残な姿に変わり果てて

しまいました。

私がこの町に住みだしてまだ2年足らずですが、その間にダウンタウンの

中央通りに並ぶ古い建物はすでに2軒も無くなってしまいました。

古い建物が好きな私としてはなんとも残念な限りです。


そんな中でも細々と生き残っている古い建物はありますが、その一つは

ダウンタウンから少しだけ離れたところにあるアマースト駅の横に位置する

旧『アマースト靴ブーツ工場』です。

1900-20.jpg
(1900年代初頭に撮られた工場の写真。画像はお借りしています。)

カナダが建国された年である1867年。

この町から輩出された『建国の父』たちによって建てられたレンガ造りの

大変大きな工場です。


工場は不況のあおりを受け1927年に閉鎖し、現在この工場はほぼ空き店舗

状態。

一部スペースは数ヶ月前からアンティーク店になっています。

P1260477.jpg


建物全体の傷みはかなり激しいですが、月日を経たレンガの風合いがなんとも

いえません。

P1260478.jpg


工場の2階。

P1260490.jpg

ずいぶん前に一度補修されたようですが、これまた傷みが激しいです。


この建物、実はほんの数年前までは週末のみ開店するフリーマーケットとして

再活用されていたそうです。

P1260500.jpg

しかし、なにせ建物自体の規模が大きいものですから維持管理が大変なことと

昨今の芳しくない経済状況もあわさってなくなってしまいました。

床の上にはフリマの売主さんたちが残していったと思われる雑貨がいたる

ところに転がっていました。


現在、この工場は数百万程度で売りに出されているそうです。

おしゃれなパブとかカフェとか雑貨屋さんが入るにはぴったりだと思うの

ですが、莫大な改修費用と労力をかけて直してくれる人が現れる気配は

ありません。

P1260502.jpg

人気のない古い建物はどんどん傷むスピードが早まるばかりだし、おまけに

近隣の治安の悪化につながりかねない・・・

ということで、アンティーク店の店主さんはこの場所を借りて経営してみる

ことにしたのだそう。

といっても地元の不良たちによって窓ガラスが割られたため(すでに治安が

悪い・・・)に窓枠にビニールシートをはっているような状態で、これから

お手入れしていくのも大変だとは思いますが、店主さんが少しでも長く営業を

続けられるよう願っています。


そんなお店で私たちが気に入った商品はこの暖炉のマントルピース。

P1260482.jpg

町のとある家の住民が自宅から取り外したこのマントルピースをトラックに

積んで捨てようとしていたところ(もともとの暖炉スペースにテレビを置き

たかったのだとか。)、偶然通りがかった店主さんが数十ドルで引き取った

のだそうです。

オーク材を使って丁寧に作られていてとても上品な印象だったので店主さんも

気に入っていたようなのですが、先日このマントルピースを巡ってとある

お客さんと揉めてしまったのだとか。


何があったのかは深くは聞きませんでしたが、店主さんにとっては

相当ショックなことだったようで、夫に「これを見るたびにそのときの

ことを思い出してつらいからタダで引き取ってくれ」なんて言い出す

ものですから「おたくも商売されてるんですからタダはダメです。」と

言って買い取り価格の倍額をお支払いして引き取ってきました。


こうして私たちは今月2つ目のマントルピースを手に入れたわけですが、

改修工事中の家に煙突は立っていません。(取り外してしまいました。汗)




blog 『古さ』を活かすのはお金がかかる。by小次郎

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Posted by aomu0815
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[ヴィクトリアン・ハウス探訪
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